就労移行支援事業所の見学

学校を卒業したからいよいよ就職活動。してもいいししなくてもいいし僕の勝手なんだけど、学校側は就職率で国からもらえるお金が変わってくるから、就職出来てない卒業生には登校日というのが毎月あったり、卒業生の就職率を判断する目安の3ヶ月目には個人面談があったりもする。卒業生へのサポートが手厚い。だけどこっちとしては「羽根を伸ばさせろ~」という気持ち。しばらく何もしたくない。ホント疲れた。ホントに。

だけどまぁ話は変わるけど、長く関わっていく人との関係を方便を使いながら築いていくと大変なことになりますね。
ジェンガで深く考えずにいきなり一番下を抜くみたいなことをして後々自分でも最初でミスったと後悔するんですけど、それでも倒れそうな塔を積み上げ続ける。
ジェンガはもうこれ以上は厳しくて身動き取れないという段階が必ず来る。大事なことは、ジェンガは始めちゃいけませんということだ。それに尽きる。

先日、発達障害の人専門の就労移行支援をやってるところの見学に行ってきた。僕が行った日は、午前中がパソコン操作とかExcelを各自のペースでやって、午後はグループワークで正月に食べるお節のことを調べるとかをやってました。15人くらいいて、当たり前だけどみんな発達障害。そしてみんなスーツ。けっこう楽しそうだったから僕も職業訓練校じゃなくてこっちに行けばよかったと思ったくらい。
何が一番いいって発達障害の人しかいないから安心できるところ。ドンピシャで発達障害と言える人ばかりじゃないからお互いのことをそれぞれの人がどう思ってるかは知らないけど、みんな居心地が良さそうだった。案内してくれた所長さんが安心できる場所があるというのが一番大事なんですよと言ってたけど、そうだと思う。プレッシャーがあって安心がなくなると余計に発達障害的な性質が強く出ちゃって困るから。僕も「安心」からやりたいと思った。
就労移行支援に行ってる人は平均して1年くらい通って、その後就職して退所する感じらしい。安心できる場所でじっくり自分のペースで準備していってっていう感じで良さそうなところだった。

安心が大事だというのがそうだけど、安心安全でリラックスしてるときの気持ちじゃないと選択をミスる。今日もおもむろに求人を見てけっこう長いこと見てたんだけど、穏やかな気持ちじゃないのはもちろん、自分の中の価値基準も参照しないままに想像だけ働かせてああだこうだ思って疲れ果てて、何やってるんだかなぁという感じで終わってしまった。無意味。少しでも安心で気持ちが穏やかになるようにやっていきたい。それがたぶん正しい方に導いてくれるはず。

いいお正月を迎えたいですね。それでは。