京都旅行 2日目
昨晩の夜はすごく疲れていて、日が変わる前には寝てたんだけど、深夜2時に起きてしまって、そこから朝方まで寝られなかった。本当に疲れてるときは、頭が休むモードに切り替わらなくて寝られない。おかげで朝風呂に入る時間もなくて、ダル~な感じで2日目が始まってしまった。
この日の予定は、神戸の近くに住む叔母さんと3時頃に合流して、友人の小母さんの家に下宿してもいいという話について話し合いをすること。それまでにけっこう時間があるから神戸で行きたいところを散策をすることに。
しあわせの村から市バスに乗って三宮駅へ。片道480円。けっこうかかる。
阪急神戸線に乗って3駅の六甲駅で下車。坂をてくてく。
ここに何があるかと言うと、神戸大学のキャンパスがある。縁もゆかりもなにもないけど、ナイスな大学に憧れがあるから一度行ってみたかったのだ。
坂をひたすら歩く。午前中でよかったけど暑いし気が遠くなる……バスがあるんだろうけど、下調べが甘いからキャンパスがあるとこまで歩いて行った。
神戸大学。
かっこいいなあ。
優秀でナイスな大学生のキャンパスライフを眺めてるだけじゃ辛い気持ちに襲われるから、学食に行って遅い朝ごはんを食べることにした。
(ごはん、豚汁、サバの味噌煮、キムチが乗った豆腐、大学いも。全部で505円)
食堂に入ると心臓がバクバク……目がキョロキョロ……
誰も自分のことなど見ていないけれど緊張が襲う。
学食に入るという行為は、意識の中に浮かび上がらせたくない最高に羨ましい若者たちの渦の中に飛び込むようなことなので、絶対にオススメしない。
トレーを持ってよく分からないけど列に並んで、食べたいものを探す余裕もなく、適当に目の前においてある皿を急いで何皿か取ってレジに並んだ。
もう大学の学食には行かないかな……
(工学部棟)
工学部棟が新しい風の建物でかっこよかった。
階段も坂も多いキャンパスだから、どこに何があるか分からずいろいろ歩き回るのは大変だった。
本館や社会系の学部があるところと、国際文化学部があるところを見て回ったんだけど、なんかすごく大人しい感じ。キャンパスの周りの雰囲気もそうだけど、すごくのんびりした大学だった。目標がない学生はダル~ンとなりそうな感じかもしれない。
(百年記念館からの神戸の街の眺め)
眺めのいい場所があった。六甲アイランドがある方の街が見えてるんだと思う。夜景はもっと綺麗なんだろうな。
農学部、文学部、理学部がある六甲台第二キャンパスは見逃したけど、とても楽しかった。
帰りは三宮方面に向かって歩いてみた。
(神戸大学の近くの団地)
坂の上の方にゴゴゴーと立ち並んでる団地は物語の世界のように感じた。いつも乗ってる高速バスで、中国自動車道を通って大阪や京都に行くときに、何もない山の中になんたらニュータウン的なすごい団地が現れてくる場所があるんだけど、そういうところを見ると、都会の迫力や豊かさとはまた違った、自分の住む世界とは全く違う世界を感じて、いろんな世界があるんだなあって思います。
途中でウンコしたくなって近くの駅のトイレで済まして、あと1駅だったから歩いたらすぐだったけど、そのまま電車に乗って三宮駅に戻った。
3時に叔母さんと合流。今日から僕が京都に泊まるから、一緒に嵐山にでも行ってご飯を食べようと言われて一緒に行ってきた。
電車の中ではいろんな話をした。今までプライベートな事情は話したことがない相手にいきなり手を差し伸べてもらって、どうしたらいいか困った。病気関連の事情なんかを話したり、これからどうするつもりかとか、頼れる知り合いの小母さんについての話とか。
そういう話だから気が遠くなり、下宿先の小母さんの話など耳に入って来ず、上の空になって曖昧な返事ばかりしまった。
嵐山に着いて散策。
嵐山の竹林で写真を撮ってる外国人の方がたくさんいた。みんな道に人が誰もいないタイミングを待ってて、人が出て行きそうになったらみんなカメラ構えて、でもまた他の誰かが入ってきてみんな緩むみたいな感じで面白かった。忍耐だね写真は。
叔母さんの奢りで湯豆腐を食べた。右上のやつは湯葉。
腹いっぱい食べた後に気づいたんだけど、お宿で今日の夕食があった。急いでキャンセルできるか電話で聞いてみたら、お客様はアレルギー食で特別に準備してるからキャンセルできない、と言われてしまいました。そりゃそうかあ。食べることに。
叔母さんと別れて急いでお宿に行って、気が遠くなりながらボリューミーな晩御飯を口に運んでた。
よく気が遠くなる一日だった。
おわり