京都旅行 初日
一人暮らしをするために神戸と京都に行ってきた。
やることは、不動産屋に行って住むところを決めることと、住むことになったときのために、役所や公的な福祉のサービスのことを教えてもらえるところに行って話を聞くこと、という感じだったのだが…
以前、関西に住む叔父さん夫婦が僕が住んでいる家におばあちゃんのお見舞いに来たときに、京都か、それかいい場所があれば他の関西のどこかで一人暮らししようと思ってることをなんとなく話したことがあったんだけど、知り合いで住まわしてくれる人がおるかもしれん、と今回の京都に行くちょっと前に連絡をもらった。
叔父さん夫婦とは言え、今まではお正月に顔を合わせるくらいで、打ち解けた話をしたこともなかったんだけど、すごく親身になって考えてくれたみたいで……
その方というのが叔母さんの親友のお母さんで、お母さんが住んでる家に下宿したらどうかという話だった。僕にとっては全くの他人。
叔母さんがそのお友達の方と会ったときに僕のことを話してくれて、そのお友達伝いにそのお母さんに話が行って、じゃあ住んでみたらどう?となった訳だ。
まあ… 最初は完全にナシだったんだけど…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
初日は神戸に行きました~
(上のやつはプロローグ的なやつだね!)
最寄駅から出る高速バスに乗って、途中のインターチェンジの停留所で神戸に行く高速バスに乗り換えるというエキセントリックな交通手段を乗り換えアプリが提示してきたから、それで行ってみました。少し不安だったけど、同じことしてるらしいオバさんが一人いたから安心した。
初日は神戸を歩いて見てみることにした。
神戸のことは何も知らないし、頑張っても数日では京都と比較できるほど街のことは何もわからないだろうから、住むとこを探すほとんど気持ちは京都で、神戸の滞在は街を知るという名目の観光だった。
三宮駅から海沿いのハット神戸という、震災後再開発したいい感じの港を歩いて県立美術館に行ってきた。
安藤忠雄設計の美術館で建物自体も見どころ。
特別展みたいなのはやってなくて、ほとんどお客さんがいなかった。
美術館を見終わったら雨が降っててしばらく外に出られなかった。ちゃんとした普通の人なら、天気予報を見てて傘くらい持ってきてるんだろうなあ、と思ってぼーっと佇んでたら少し落ち込んだけど、そこは晴れの国からやってきたから仕方ないことにした。
雨が少し弱まってから、また三宮周辺まで歩いて戻って生田神社に行ってみた。驚いたのは、駅のすぐ裏手というか、生田神社のすぐ近くが繁華街でびっくりした。雰囲気的に、たぶんスケベなお店も繁華街の中にあるんだろうけど、岡山だとそういうとこは普通の人は行かない場所にある。まあまあ街中だけどショッピングでは行かない地域だし通り抜ける場所でもないという感じの。文化の違いを感じたなあ。
(生田神社)
いつも使ってる電動歯ブラシは持ってこなかったから、生田神社からすぐの東急ハンズで歯ブラシを買った。
(見た目がプロフェッショナルっぽい。必要ないのに2つ買った)
そのあと高級マットレスのコーナーがあったからフラッと見てみようと思ったのが30分くらいた。
声をかけられたから話を聴いて、ベッドに寝転がって、
「これは違いますねえ…」
とか気持ちの入ってない会話をしてたら30分も…
人間関係や気にかかってることから逃げずにしっかり取り組むことと、今必要のないことを完全に取り違えがち。
ハンズから出たらクタクタで、時間もいい感じだから、バスに乗って今日の宿に向かった。
こんな何もないところに団地があるんだ~…
というところも越えて、周りはなにもない山の中に「しあわせの村」はあった。
名前のせいもあって、なんだかちょっと怪しい組織が絡んでるところなのかなあ…と心配しましたが大丈夫だった。
病院やリハビリ施設、キャンプ場、馬場、日本庭園、ゴルフ場、温泉……と、なんだかいろいろある、陸の孤島的な不思議な福祉ゾーンだった。
周回バスに乗ってみたけど、全体的に人は少なくて、見る限りほとんどが高齢者だった。宿泊施設も何棟かあって、その中の一番古そうな建物が本日の宿だった。
何もこんなとこまで来なくて良かったんだけど。
併設のレストランでご飯を食べて、お風呂に入って、お布団の上に寝転がってテレビを見てる間にいつのまにか寝ていました。